プラズマ切断機は、プラズマ切断技術により金属材料を加工する機械である。プラズマ切断とは、高温プラズマアークの熱量を利用し工作物の切り口の金属部分に局所溶融と蒸発を行い、高速プラズマの運動量で溶融金属を排除し、切り口を形成する加工方法である。
プラズマ切断機の生産応用
プラズマ切断機はプラズマエネルギーが集中し、温度が高く、切断速度が速く、変形が小さいという利点があり、そしてステンレス・アルミニウムなどの材料を切断できる。一方でその欠点は、アークが強く、騒音が大きく、ほこりが多く、環境汚染にある程度の影響を及ぼし、中等の厚みのものに対して多くの場合は水中プラズマ切断を採用し、切断の厚さにも制限があることである。
ここ数年来、精細プラズマあるいは高精度プラズマと呼ばれる技術が出てきた。切断トーチの設計を改善することにより、比較的に工作物の切断面の品質を向上させ、厚板の切断品質の向上は特に著しい。また、カッティングガンを改善したことにより、電極寿命は数倍向上した。しかし、そのカッティングガンは鋼板からの距離要求に厳しく、カッティングガンの高度センサーの反応は更に敏感になり、カッティングガンの昇降反応を更に速くすることを要求する。そのため、プラズマ切断4―30 mm鋼板を採用するのは比較的理想的な方法である。それにより切断速度が遅く、変形が大きいなどの欠点を避けることができる。
筆者:陳路安
2020年2月2日