セイコーエプソンは2019年3月5日に、人件費の高騰や環境基準の厳格化を理由に2021年3月の月末に中国の深センにある工場を閉鎖することを発表しました。報道によると、深センにあるエプソンの工場は主に腕時計の組立と電子部品の製造をしており、現在およそ1700人の作業員が勤務しています。工場の閉鎖によって、この1700人はリストラされ、工場も回収されます。日経新聞の報道によると、エプソンは深センの工場を閉鎖してから、日本やタイなどへ拠点を移し、生産を続けるとのことです。また、日本国内では工業ロボットを使用して生産を行う予定となっているそうです。
エプソンは深センで三つの工場を持っています。今回閉鎖されるのは2011年に設立したエプソン(深セン)株式会社です。調査によると、宝安区新田村の大洋開発区にある工場にはマシーンの音も聞こえず、人も少ないとのことです。工場のスタッフによると、この工場はリストラを進んでおり、すでに1700人がリストラされたとのことです。しかし、南山区郎山路にある工場は遠くからマシーンの音が聞こえてきて、小型のトラックが出たり入ったりしています。工場の採用に応募しにくる人も少なくないようです。
2018年に入ってから、エプソン以外にサムスン、Olympusなどの日系企業や韓国の企業の工場も閉鎖されました。しかし、このような製造企業は深センから撤退しましたが、多くの諸国の研究開発の企業は深センでイノベーションセンターを設立するようになりました。その理由は深センの産業構造や位置づけの変更につながっているかもしれません。
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資料引用元:https://xw.qq.com/cmsid/20190320A0R8VY00
筆者:孔德珩
2019年4月12日