インキュベーションは、英語で「（卵などが）孵化する」という意味である。「ビジネス・インキュベーション」とは企業孵化と訳され、事業の創出・育成を意味する。つまり、インキュベーションセンターとは、事業を志す人に、事業開始から成長へ向けて種々の支援を行う施設なのである。これになぞって起業家の育成や新しいビジネスを支援するオフィスを、インキュベーション施設と呼んでいる。
では、インキュベーション施設とは具体的どういうものであるか？
インキュベーション施設とは、創業初期段階にある起業者の支援を目的に、事務所スペースを安い料金で提供するほか、事業立ち上げに関するアドバイスを行う人を配置するなど、創業初期段階に不足している経営ノウハウを補完したスタートアップを目指す人に向けた施設である。
新規事業を興そうと思った時、初めから十分なインフラが整っているとは限らない。インキュベーション施設は、起業家のための支援付きレンタルオフィスに相当する。地方自治体や大学が運営するインキュベーション施設も少なくないのだ。
中国科学院深セン現代産業技術インキュベーションセンターもその一つだ。2010年8月23日、中科強華科技有限会社、中科鴎鵬科技有限会社、深セン中科情報聯科技有限会社などの会社はインキュベーション センターに入った。
画像引用元：https://image.baidu.com/search/detail?ct=503316480&z=0&ipn=d&word=
初期のハイテク企業の融資を助けるため、中国科学院深セン先進技術大学院は10億元の産業基金を設立し、中国銀行、招商証券、道富資本など国内の有名な金融機関と協力し、資金サポートのプラットフォームを構築し、企業が急速に拡大する資金のボトルネックを解決する。ハイテク企業の発展における各種の難題を解決するため、インキュベーションセンターはまたシンガポール南洋理工大学、香港理工大学などの一流大学の商学院と協力し、毎年のプロジェクトから選んだ商業学院の学生に研究と学習を提供する。そして、専門のビジネス計画書を作成し、企業に価値のある参考意見を提出することにより、プロジェクトの内容を投資家に「見てわかる」ようにさせることを確実に保証する。
資料引用元：
https://baike.baidu.com/item/中国科学院深圳现代产业技术创新和育成中心/10378872
筆者：钟珮瑜
2019年5月24日