成型

単発型と単発プレス

プレス金型はプレス生産に欠かせない技術装備であり、技術集約型製品である。プレス品の品質、生産効率、生産コストなどは金型設計と製造に直接関係がある。金型設計と製造技術レベルの高低は、国家製品の製造レベルを測る重要なマークの一つであり、製品の品質、利益及び新製品の開発能力を大きく決定している。

単発型とは、1回の行程でプレス工程を一度しかできない金型である。各工程が独立した型となっており単独で使用される。人による材料の装入、取り出すことができる。一台のプレス機械に一型を取付け人手による作業となる。ベースとなるダイセットに組み込む形と、カセットポン式の迅速金型交換システム式(QDC)がある。

画像引用元:http://www.mfcad.com/tuzhi/muju/6363/201715.html

単発型により、単発プレスがある。単発プレスとは工程ごとに、単発でプレス加工を行う方法である。もっともシンプルな加工法として知られており、人の手によって作業が行われるのが前提である。1種類の加工に対応する堪能型と、複数の下降に対応する複合型がある。昨今では、単工程加工を複数並べ、自動搬送装置を取り付ける「タンデム加工」と呼ばれるものもある。

単発プレスは利点がある。単発型をセットした後にプレス加工を1度で行うため、基本的には1工程動作となる。そのため、連続加工や自動加工を行うことはできない。従って、順送プレスやトランスファープレスと比較した時に生産性が低くはなるが、少量生産や大型の加工品などの単工程には有利になる。なお、プレス機の中では価格がもっとも安く、型費にかかるコストも安く抑えられるというメリットがある。

資料引用元:

http://blog.lcsnfm.com/post/1440.html

https://www.nc-net.or.jp/knowledge/kouza/Course/35/

筆者:钟珮瑜

2019年5月29日