メッキ処理とは表面処理の一種で、金属を使って金属やガラスまたはプラスチックなどの表面に薄い膜をコーティングして、強度や耐久性を高めることです。
メッキ加工処理にはラック系とバレル系というのがあります。ラック系とは引っかけメッキ法、静止メッキ法とも言います。製品を引っかけに個々に取り付けて陰極棒につりさげてメッキする方法です。バレル系とは小さな孔をたくさん開けた合成樹脂製のバレルの中に製品を入れて、メッキ液に浸透して、バレルを回転させながらメッキする方法です。ラック系とバレル系の違いと言うと、バレルは製品を回転するため、キズが発生しやすいから、一般的に量産で価格が安くしたい場合、バレルを選択するというところにあります。
また、メッキ処理には三つの方法があります。電気メッキ、無電解メッキと置換メッキという方法です。電気メッキは電解メッキとも言いますが、水槽内に電気を流してメッキをすることを指します。メリットとしてコストが安いことと短時間でメッキできることが言われています。デメリットというと、均一にメッキができないことです。
無電解メッキは電気を使用せず素材にくっつけることです。コストが高くてメッキできる金属の種類が少ないが、均一にメッキができることと複雑な形状の製品にメッキできることがメリットです。
置換メッキとは水槽内で金属を溶かして、溶けた部分に素材が付着することでメッキが完了する方法です。置換メッキは耐食性が高い製品にすることができます。
そのほか、クロムは硬くて、光沢もあって耐食性もありますから、クロムメッキとしての用途が大きいです。
資料引用元:
https://mitsu-ri.net/articles/surface-treatment-plating
https://www.sanwa-p.co.jp/sp/faq/detail.php?id=1274
筆者:孔德珩
2019年6月24日