ゴムとは天然ゴムや合成ゴムのような有機高分子を主成分とする一連の弾性限界が高くて弾性率の低い材料すなわち弾性ゴムを指します。ゴムにはゴムノキの樹液によって作られる天然ゴムと人工的に合成される合成ゴムという二種類があります。ゴムは素練り、混練り、成形、加硫などの加工工程を経て製造されます。
ゴムの加工法にもウォータージェット加工や、ロクロ旋盤加工、切削一体加工などいろいろな種類があります。
ウォータージェット加工は超高圧水であらゆるゴム素材をCADデーターに基づいた寸法に仕上げます。水圧なので熱の影響を受けず、材料に歪みが生じることもないため、溶け、焦げ、変色の発生などを起こすことなく加工することが可能です。
ロクロ旋盤加工とはロクロを横型にしてゴムブロックを装着して回転させて、刃物を当てて削ぎ落とす加工法です。
切削一体加工はマシニングでの後加工や最初からマシニングでのゴム切削加工ができます。一体加工は接着による強度不足を解消することができます。
そのほか、切削加工したものを基に型取りして、そこにウレタン樹脂を注入して作成するウレタン注型加工やさまざまな技術を組み合わせて成形する複合加工、NCフライス加工があります。
資料引用元:https://www.daiichi-gomukakou.com/knowledge/method.html
筆者:孔德珩
2019年7月15日