ベンチレースとは、小型の旋盤での作業台の上におけるサイズの旋盤のことで、卓上旋盤とも言います。主に試作や小さな部品の加工に使用する。また、円筒状の工作物や円盤状の工作物を加工する時に使う。フライス盤と一体化したタイプもあり、汎用機では大きすぎて設置が困難な時に使用できるのがベンチレースの特徴である。また、ベンチレースは一般的に作業台の上に載っているというイメージだが、NC付きになると大きくなるものもある。
ここでベンチレースのメリットとデメリットを紹介する。
ベンチレースには下記のようなメリットがある。
- コレットチャックのため、薄肉物の加工でも変形しにくいです。
- 自動供給装置を付けることによって長時間の無人運転ができる。
- 着脱が簡単である。
デメリットは下記の通りです。
- 加工時間が短いので作業者の気力によって出来高がばらつく。
- 小物の加工しかできない。
- 外径が異なるとコレットを変えなければいけない。
自分の需要に合わせて、ベンチレースのメリットとデメリットを考えたうえで適した旋盤を選ぶとよい。
資料引用元:https://sakaitec.co.jp/engineering/machinetool/149
筆者:孔德珩
2019年7月22日