プレス加工の技術は金属加工には欠かせない技術です。プレス加工を行うには専用の金型を必要としますが、金型にも種類があって、大きく分類すると「順送型」と「単発型」があります。
順送型というプレス金型は自動機などにセットして使用するのが一般的です。順送型の金型を使用する時に、一度に二つ以上の工程を行うことができるので、素早く製品を加工することができます。しかし、複雑な金型を必要とするため、金型の価格が高いという点がデメリットだとされています。
単発型とは一つの機能、一つの工程のみで構成されているプレス加工を行うための金型です。もともとは人が手でプレス機を動かして作業することを前提に作られた型で、自動化などはされていません。コストが順送型より低いというメリットがあります。
トランスファー型はトランスファー加工に用いられる型ですが、基本は単発型と同じです。しかし、トランスファー加工自体が役割の異なる単発型を並べて、プレス製品を順に搬送していくことで自動加工を実現したものであるため、型自体にもトランスファープレス固有の機能があります。
資料引用元:https://www.toishi.info/metal/progressive_die.html
筆者:孔德珩
2019年8月19日