射出成形とは、加熱溶融させた材料を金型内に射出注入して、冷却・固化させることによって、成形品を得る方法です。複雑な形状の製品を大量に生産するのに適して、成形加工の一大分野をなしています。プラスチック素材を熱で溶かして、金型に流し込んで成形する機械を射出成型機と言います。溶融、射出、冷却、取り出すという工程を一台で処理できる工作機械です。
射出成形機は三つの装置からできています。
- コントローラー。成形条件を制御するための装置です。射出成形の速度や圧力、金型の温度、材料の射出量などを制御できます。
- 射出ユニット。プラスチックの材料を投入するホッパー、材料を加熱するシリンダー、噴射ノズルなどが含まれて、材料を熱で溶かして金型に注入するための装置です。
- 型締めユニット。金型の装着や金型の開閉を行って、材料の圧力に抵抗して金型を閉じて、材料の突き出しを行う装置です。
射出成形機にはさまざまな種類があって、使用材料や駆動装置、射出装置の構造、型締装置から違う種類に分かれています。使用材料から熱可塑性と熱硬化性成形機に分かれていて、駆動装置から油圧式、電動式射出成形機、油圧電動ハイブリッド成形機に分かれていて、射出装置の構造から、プランジャ式、プリプラ式に分かれていて、型締装置から直圧式とトグル式に分かれています。
資料引用元:
https://www.kousakukikai.tech/injection-molding-machine/
https://pub.nikkan.co.jp/uploads/book/pdf_file54e53812352e3.pdf
筆者:孔德珩
2019年9月7日