PVC(Polyvinyl Chloride/ポリ塩化ビニル)は白いアモルファスパウダーである。相対密度が約1.4で、ガラス化温度が77~90℃となっているが、170℃になると分解される。また、光熱に対して安定性が弱く、100℃を超える場合、または長い時間日光に晒される場合では、分解して塩化水素を生成し、さらに分解により変色し、物理機械性能も急速に低下していくこともある。
だが、PVCは、抗強酸、抗酸化還元には優れた性能を発揮している。そして、高い強度や安定性を持ち、不燃性もあり、気候変動がもたらす腐食に耐えられるので、質の高く安全な材料だとも言われている。
PVCは現在に至るまで、世界で生産量が最も多い汎用的なプラスチックとしてワイヤー、ケーブル、パイプから日用品、包装フィルムに至るまで広く使われている。一方では、さまざまな場合に対応するために、PVCはソフトPVCとハードPVC二種類に分類されている。ソフトPVCは一般的に床や天井の表面材料として使用され、ハードPVCはドア、窓の構造や化学工業製造に応用されている。
しかし、 PVCオイル食品の包装に用いることは禁止している。なぜなら、塩化鉛耐腐食剤を含めたPVC製品を揚げ物などの食品と一緒にすると、毒性のある鉛が油に拡散する危険があるからだ。そして、50℃になると、PVCがゆっくり塩化水素を分解し、それも人の体に有害なのだ。
資料引用元:
https://zhidao.baidu.com/question/1046417607588854379.html
筆者:周文薏
2019年9月21日