表面

硬質アルマイト処理とメッキの区別

アルマイトとは、アルミニウムを陽極(+極)で電解処理して 、人工的に酸化皮膜(アルミの酸化物)を生成させる表面処理のことです。硬質アルマイトは一般的に25―150 umの厚さを要求しますが、大部分の硬質アルマイトの厚さは50―80 umです。膜厚が25 um以下の硬質アルマイトは、歯結合やソレノイドなどを使用する場合の部品に応用しますが、耐摩耗や絶縁用のアルマイトの厚さは約50 umです。特殊な条件の下で、厚さが125 um以上の硬質アルマイトの製造を要求することもありますが、注意しなければならないのは、アルマイトがより厚くなると、その外層の顕微硬度がより低くなってもよくて、すると、膜層表面の粗さも増加できることです。

画像引用元:https://baike.baidu.com/item/硬质氧化/9949614?fr=aladdin

陽酸化処理とメッキは金属の表面加工ということでひと括りにされている場合もありますが、実は全く違うものです。では、アルマイト処理とメッキはどういう違いがありますか。

まず、陽酸化処理はアルミの表面(標準の面)から上に成長皮膜、下に浸透皮膜というように上下に成長しています。一律に成長するので、元のアルミ表面が凸凹だった場合で凸凹のままでアルマイトがかかります。 表面を塗装のように平らにならす効果はありません。

また、一度硬質アルマイトをかけたものを再アルマイトする場合で、肉痩せしてしまいます。それは、この浸透皮膜を化学的にいったん全て落とす必要があるためです。

一方で、メッキのほうは被メッキ物上に順番に他の金属を乗せていくので、全く別の理屈でできているといえます。

資料引用元:

https://baike.baidu.com/item/硬质氧化/9949614?fr=aladdin

http://www.kashima-coat.com/aluminum/anodized-aluminum.html#comparison

筆者:钟珮瑜

2019年9月24日