有色クロメート処理の種類と応用 | 深センコネファクトリー(中国・深セン(深圳)の工場マッチング)

クロメート処理は鈍化処理の一つであり、亜鉛めっき層の表面構造、光沢および金属とコーティングの接着性の改善、耐食性の強化と寿命の延長のため使用されている。

なお、有色クロメート処理は、亜鉛の電気めっきに基づいており、鈍化したあとさまざまな色が出てくるので、「有色クロメート処理」と呼ばれている。この色は一般的には三価クロムと六価クロムをミックスしてできた赤、緑、紫のだ。鋼、銅、銅合金の構造部品の保護に適用されている。そして、処理したあとは常に、c2Cとマークされる。

そのほかに、白色鈍化と黒色鈍化もある。白色鈍化はその名の通り白く、時により銀色も出てき、常にc1Bとマークされる。だが、白色鈍化膜の耐食性が弱いのだ。また、黒色鈍化は、鈍化液に黒い染料を入れれば黒い鈍化膜ができる。マークされる符号はc2Dである。

現在、有色クロメート処理は主に建設、軽工業、自動車などの分野で応用されている。建設産業では主に土木建築の屋根パネル、ルーフグリルなどの製造に使用され、軽工業では家電製品のケーシング、民用の煙突、台所用品で使用されている。また、自動車産業では主に自動車の耐食部品の製造するため使用される。さらに、農業、畜産、漁業にも応用されており、主に食品の貯蔵と輸送、肉と水産物の冷凍加工ツールの加工に使用される。