ホームセンターなどで販売されている一般的な塗料は溶剤に顔料が溶け込んでおり、塗装後溶剤が揮発して塗膜が形成されます。これに対して顔料を直接金属に吹き付けるのは粉体塗装です。詳しく言えば、粉体塗装とは有機溶剤や水などの溶媒を用いない100%固形分の粉末状の粉体塗料を使用する工業塗装法であり、主に静電粉体塗装法もしくは浸漬塗装の2方法にて行われる。そして、「パウダーコーティング」とも呼ばれるように、塗るというより細かい粒子で金属をコートするというイメージがあります。被塗装物の素材は金属類が主体で、工業塗装方法として多く利用されています。
画像引用元:http://m.sohu.com/a/126684008_119960/?pvid=000115_3w_a
粉体塗装の特徴:
- 塗料は毒性がなくて、溶剤と毒のある揮発性物質を含まないので、中毒、火災、「三廃」の排出などの公害問題の心配がなくて、完全に国家環境保護法の要求に合致する。大気汚染や汚水の問題もクリアした、環境にも生態系にもやさしいエコ塗料です。
- 粉体塗装の場合1回の塗装で40~150ミクロンの塗膜をつくることができます。これは溶剤塗装のおよそ4~5倍の厚みです。ですから、自動化操作を実現しやすくて、生産効率が高くなれて、コストを低減できます。
- 粉体塗装はキズに強い一方で、塗膜自体が柔軟であるという特徴も備えています。それに、耐化学薬品の腐食性能と電気絶縁性能に優れています。
資料引用元:
http://www.powder-coating.or.jp/powder/tokucho.html
http://www.marusei-tosou.com/powder-coating/
https://baike.baidu.com/item/粉末喷涂/5564027?fr=aladdin
筆者:钟珮瑜
2019年10月4日