繊維強化プラスチック(fibre-reinforced plastic)は繊維強化ポリマー (fibre-reinforced polymer) と呼ばれており、繊維強化ポリマーマトリックスを含む複合材料であり、 航空、自動車、造船、建設業界、および防弾装甲で広く使用されている。
繊維強化プラスチック の複合材料は、金属材料、セラミック材料、またはポリマー材料などの二つ以上の材料を加工してできた材料だ。複合材料の総合的な性能をより向上すると、さまざまな要求を満たすことができる。
複合材料の基体材料は、金属と非金属に分けられる。よく使われる金属は、アルミニウム、マグネシウム、銅、チタンである。また、非金属は主に合成樹脂、ゴム、セラミック、グラファイト、カーボンなどとなっている。一方で、強化材料は主にガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維、アスベスト繊維、単結晶ウィスカー、金属線、硬質微粒子である。
ちなみに、1960年代、航空宇宙などの最先端技術で使用される材料のニーズを満たすために、強化材料として高性能繊維(炭素繊維、ホウ素繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維など)を含む複合材料が開発された。一代目のガラス繊維強化樹脂複合材料と違い、この複合材料は先端複合材料(Advanced Composites Material、ACMと略する)と呼ばれている。 ACMは、軽量、耐食性、断熱、遮音、衝撃吸収、高温(低温)耐性などの特性を持ち、航空宇宙、医学 、機械、建設などの分野 で広く使用されている。
筆者:周文薏
2019年10月8日