レーザービームの焦点が切断対象の材料に合わされたあと、切断対象の材料の温度が急速に上昇し、材料を溶融させ、切り目ができたように材料を切断する加工方法はUVレーザー加工と言われている。
レーザー切断では、焦点合わせ後のスポットの直径は当然なるべく小さければ小さいほど良い。そうすれば、切り目の幅もより小さくなるので、精密加工にはよく使われている。また、波長が短く、エネルギーが集中でき、切り目の幅は細いことで、マイクロマシニングなどの分野でも幅広く使用されている。
UVレーザー加工でサファイア基板を切断する
サファイア基板の表面は硬く、カッターホイールで切断すると、摩耗が大きく、切り目が太いので、使用面積を減少させるだけでなく、製品の生産率も低下していく。UVレーザー加工技術を導入したあと、サファイア基板切断の需要が大幅に増加し、生産性も高まったということだ。
スマホガラスにも応用している
スマートフォン産業の発展に従い、UVレーザー加工も次第に発展の空間していく。
スマホへの応用は主にスマホのパネルガラスとITOガラスなのである。ガラスの厚さが薄くなることにつれ、表面強度への要求がますます高くなる。また、現在のスマホガラスは伝統的な機械加工方法を使用しているが、作業のスピードが速いし、非接触処理なので、薄いガラスにはUVレーザー加工が機械加工よりももっと優れていると考えられている。
資料引用元:http://www.sohu.com/a/240925928_100191088
筆者: 周文薏
2019年10月9日