線細工バネとは線状の形状をプレスマシンやフォーミングマシンによって、さまざまな方向に曲げて加工することで形成されるバネのことです。「ワイヤーフォーミング」とも言います。さまざまな形状があって、定形はありません。
線細工バネには、プレス加工や溶接加工など様々な加工方法があります。マルチフォーミングマシンで製造するのが一般的ですが、少量生産の場合は、コストを下げるため専用の工具で手加工を行うこともあります。
線細工バネは圧縮コイルバネや引張バネのように、繰り返し荷重を受けるような動的な使用のものは少なくて、取り付け位置を保持するような静的な使用方法が多いです。そのため、指定荷重を行うことはあまりないです。
中国では、線細工バネなど多種多様なバネの生産を行う企業が1000社余りあって、全国各地でバネの企業が見られます。これらの企業は下記のような特徴を持っています。
1.小規模の民営企業が多数占めています。従業員が100人未満の企業はかなり多いようです。
2.企業間の競争、特に価格上の競争が激しいのですが、研究開発上の競争は少ないです。また、企業間の実力に差が大きくて、大手企業は技術力が世界トップクラスに入っているのに対して、小規模の企業は発展が遅れていて、技術面では競争力がないのが現状です。
資料引用元:
https://wenku.baidu.com/view/710e77bb905f804d2b160b4e767f5acfa0c78331.html
http://www.fusehatsu.co.jp/product/product-05.html
筆者:孔德珩
2019年10月19日