「片面プリント基板」は、配線が交差するような立体的で複雑な回路を形成することはできないものの、コスト的に非常にメリットのある配線基板です。
一般的に、片面PCB回路基板は、銅板を塗布してエッチング処理して得られます。銅敷板は板基と銅箔からなっています。板基は通常ガラス繊維などの絶縁材料を採用して、上に銅箔を覆っています。銅箔はエッチングされた後、一段ごとに折り曲げられた銅箔が残され、これらをトレイスと言います。トレイスの機能は回路原理図の中の接続ラインに相当し、部品のピンを接続するのです。ゆえに、片面PCB回路基板は電子部品に固定・組み立ての機械的サポートを提供でき、電子部品間の電気的接続または絶縁を実現できます。また、多くの片面PCB回路ボードには、便利に素子の挿入、検査、修理を行うために、素子の番号と図形が印刷されています。
画像引用元:https://baike.baidu.com/item/单面PCB电路板/1852803
では、片面プリント基板は具体的にどのように作られるのだろうか。
まず、紙基材フェノール樹脂積層板等の片側のみに18μmあるいは35μmの銅箔を導電性材料として積層したいわゆる「片面銅張積層板」に、「写真法」「印刷法」のどちらかにより耐エッチング性のエッチングレジストパターンを形成します。次に、塩化第二鉄をエッチング液として、レジスト皮膜によって保護されていない部分の銅箔を溶解除去します。その後、「ソルダレジスト印刷」、「メッキ表面処理」等を経て、「プレス外形加工」にて製品として仕上げます。
資料引用元:
https://baike.baidu.com/item/单面PCB电路板/1852803
筆者:钟珮瑜
2019年11月5日