超硬アルミニウム合金とは、既存のアルミニウム合金の中で最も強度の高いアルミニウム−亜鉛−マグネシウム−銅合金であり、つまり超高強度アルミニウム合金である。超硬アルミニウム合金は変形アルミニウム合金の一種であり、符号名「LC」になる。超硬アルミニウム合金は飛行機製造業に広く使用されている。
超硬アルミニウム合金は強度の限界が500から700 MPaまでに達し、室温で最も強度が高いアルミニウム合金の一種である。主要な合金元素のほかに、少量のクロム、マンガン、チタンなどが添加される。亜鉛とマグネシウムは主要な強化元素であり、銅は追加的な強化作用を果たし、抗応力腐食性を高める。また、マンガンとクロムは人工時効強化効果を高めることができる。少量添加したマンガン、クロム、チタンなどの遷移族元素が合金で生成した化合物は、塑性と耐腐食性を改善し、再結晶過程を抑制することができる。
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この種類の合金の特徴は、固溶体強化温度範囲が広い、熱処理強化効果が顕著ということである。その上、熱状態と焼なまし状態で塑性加工性能が良好である。その欠点は耐応力腐食性能と破壊靭性が低い、耐熱性が悪いということである。通常では120℃以下で動作する。
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筆者：孔靖茵
2019年12月23日