研磨において、研磨工具はワークの幾何精度を保証する重要な要素である。したがって、研磨工具の材料、精度、光沢度に対しては高い要求がある。研磨工具を正しく選択し、製造することは研磨に重要な役割を果たしている。
研磨工具への要求
(1) 研磨工具を製造する材料は組織が均一でなければならず、硬度がワークより柔らかく、弾力性が備える必要がある。そして、材料は研磨性能が高く、寿命も長く、変形が小さい必要がある。
(2) 研磨工具の製造精度はできるだけワークの精度より高くまたは同じにし、また表面粗さは研磨されたワークの表面粗さより低く、しかも表面に亀裂、斑点と鋳造欠陥などがないはずである。
上記のように、研磨時に工具の硬度がワークの硬さより低い場合には、研磨粒がワークに埋め込まれずに工具だけに埋め込まれることが保証される。しかし、工具の硬度が低過ぎると、研磨工具が早すぎて摩耗で変形する。
画像引用元:https://www.912688.com/info/19139.html
ここでは、線材を使った研磨工具について紹介いたしする。こういう研磨工具は砥石のように下地をあまりすり減らしたくない時や、狭い部分を研磨する際に使われる。
カップブラシ
一般的な線材としては鋼線、真鍮メッキ線、ステンレス線砥粒が入ったナイロン製などがある。砥石と同様に押えつける必要はなく、グラインダーの自重だけで十分研磨される。
用途としては金属の黒皮やさび取り、塗装剥ぎ、各種金属のバリ取り、ナイロン製は木目を出すための研磨や表面の清掃などに使用される。
ベベルブラシ
線の素材はカップブラシとほぼ同じだが、ベベルブラシは外側に線が向いている事が特徴になる。平たいホイール状になっているため、凹凸部分や隅の部分の研磨に使用される。
資料引用元:
https://www.912688.com/info/19139.html
http://www.japan-c-trade.com/14885403356788
筆者:钟珮瑜
2020年1月8日