加工

合金ばね鋼について

合金ばね鋼はばねまたは他の弾性部品を製造するための鋼種である。高い強度と十分な靭性を持っているために、通常では焼き入れ+中温度焼き戻しの方法を採用する。また、熱成形ばねに余熱焼き入れの方法を採用することができる。熱冷成形のばねに焼き入れと中温焼き戻しのプロセスを省くこともあるが、成形後にただ200~300℃で応力除去焼なましの方法をすればよいのだ。

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常用の合金ばね鋼は60Si2Mn、50CrVA、30W4Cr2VAなどの種類がある。

60Si2Mn鋼は最も広く応用されており、産量が合金ばね鋼の約80%である。その強度、クエンチ性、耐火性はいずれも炭素ばね鋼より高く、作業温度が250℃に達する。60Si2Mn鋼は厚さが10 mm以下である板ばねと断面の寸法が25 mm以下であるコイルバネを製造することに適しており、そして重機、自動車、トラクターにも広く応用されている。

50CrVA鋼の機械性質は60Si2Mn鋼と似ているが、完全焼入れ性がより高い。鋼のCrとVが弾性の限界、強度、靭性と耐焼戻し性を高めるので、荷重、作業温度が高く、しかも断面サイズが大きいばねの製造によく使われている。

30W4Cr2VAは高強度の耐熱ばねであり、一般的に500℃以下で作業するボイラーの安全弁ばね、蒸気タービンの蒸気グランドばねなどに応用されている。

資料引用元:

https://zhidao.baidu.com/question/1116896403658065939.html

https://baike.so.com/doc/429852-455228.html

筆者:何桃紅

2020年1月28日