木材や金属素材に穴をあけたり、穴を掘り広げるための工作機械をボール盤と言います。ボール盤にはさまざまな種類があって、そのなか卓上ボール盤というボール盤があります。卓上ボール盤とは作業机の上に設置できる小型のボール盤です。主軸が上下に動き位置決めをしてから加工します。直径13mmくらいまでの穴をあけることができます。
卓上ボール盤はサイズが小さくて、操作が簡単で、専用の作業机に設置して使用するのが一般的です。回転速度が速くて、使用も便利なため、部品の加工や組立などの作業によく使われます。しかし、卓上ボール盤の構造は簡単で、回転速度が400r/min以上に達しますので、材質の特殊な製品や低速で加工しないといけない製品には向いていません。
卓上ボール盤を含めたボール盤にはどんな加工ができるか、ここで少し紹介したいと思います。
- 穴あけ加工。素材に穴をあけるのがボール盤の一番基本的な使い方です。
- リーマ加工。リーマという切削工具を使って、回転しながら穴の内部に送って削ります。
- ねじ切り加工。開けた穴にタップという切削工具を使ってメネジを切る加工のことです。
- 中ぐり加工。開けた穴の内径を広くする加工のことです。
- 座りぐり加工。二段の穴で入口付近が広くなっている穴加工のことを指します。
資料引用元:
http://www.czrdjc.com/news/192.html
https://www.kousakukikai.tech/drilling/#i-10
筆者:孔德珩
2020年1月31日