直立ボール盤とは主軸が垂直的に配置され、中心位置が固定されたボール盤のことである。直立ボール盤は加工前に、まず加工テーブルでの位置を調整し、加工される穴の中心線を刃物の軸線に合わせる必要がある。そして、加工時、ワークが固定されており、主軸はスリーブの中で回転し、そしてスリーブと一緒に軸送りする。一方で、加工テーブルと主軸台は、スタンドガイドに沿って位置を調整でき、異なる高さのワークに対応するのである。直立ボール盤は、比較的によく見られる金属切削機となるとともに、応用が広く、精度が高いという特徴があり、量産加工に適している。
直立ボール盤の特徴
1.直立、横型フライスこの二種類の加工機能を実現できる。
2.直立主軸スリーブは手動と微動この2種類の送り方式がある。
3.加工テーブルのスライドガイドとガイドブロックの対偶はを超音波焼き入れをしてから研削する。
4.加工テーブルは3種類の機動送り方式に分けられる。
画像引用元:http://www.tzgaodi.com/product_47.html
直立ボール盤の分類
直立ボール盤は並び式ボール盤、立式多軸ボール盤、立式ラジアルボール盤、立式タレットボール盤などがある。以下その一部をご紹介する。
①並び式ボール盤:一般的には2~6つの柱と主軸台が一つの共同台座に並べられている。各主軸は同じワークの異なる穴を順次加工したり、それぞれ各種類の穴加工工程を行ったりする。刃物を交換する時間を節約し、中小ロット生産に用いられる。
②立式多軸ボール盤:工作機械の複数の主軸は、加工の需要に応じて軸心の位置を調整し、主軸台で全主軸を動かして回転させ、複数穴の同時加工ができ、大量生産に用いられる。
③立式ラジアルボール盤:方柱ドリルに縦・横移動可能なクロステーブルを加え、座標サイズによって加工できる。
④立式タレットボール盤:多くの場合、プログラム制御またはデジタル制御を採用し、異なる刃物を搭載したタレットヘッドが自動的に回転させ、主軸が自動的に回転速度と送り量を変え、ワークが自動的に位置を調整させ、複数工程加工の自動化サイクルを実現するのである。
資料引用元:https://baike.baidu.com/item/%E7%AB%8B%E5%BC%8F%E9%92%BB%E5%BA%8A/1285504?fr=aladdin
筆者:孔靖茵
2020年2月10日