削り盤とはラムと呼ばれる刃物台に工具を取り付けて、テーブル上に固定した素材の表面を削って加工する機械のことを指します。テーブルの往復運動による削り加工を行う機械や、工具の往復運動による削り加工を行う削り盤があります。
削り盤にはさまざまな種類があって、大きく分けると三種類あります。
- 平削り盤。工具刃物を用いて長大な工作物の平面を切削するもので、バイトは間欠的にテーブルの幅方向に送られるだけです。プレーナーとも言います。最近では、バイトの代わりにプライスヘッドを取り付けて、フライスにより多様な加工を行うことができるプラノミラーが一般的です。
- 形削り盤。平削り盤と逆の切削運動をさせたものを形削り盤と言います。テーブルは固定されて、切削工具が前後へ間欠的に往復運動をします。ジェーパーとも言います。最近はほとんど利用されません。
- 立削り盤。形削り盤の切削運動を鉛直方向にしたものは立削り盤です。立削り盤はテーブルに送り機能があり、素材を動かさなくても広い作業範囲で削ることができます。スロッターとも言います。
資料引用元:
https://www.kousakukikai.tech/planer/#i
https://kotobank.jp/word/%E5%B9%B3%E5%89%8A%E3%82%8A%E7%9B%A4-121537
筆者:孔德珩
2020年2月14日