設備

振動計について

振動計は、変位、速度、加速度、加速度導関数などの振動量のピーク値、両ピーク間値、平均値、平均二乗値を直接に示すための計器である。このような計器の主要な部分は、積分微分回路、増幅回路、検電器などのことである。その中に、積分微分回路は上述の諸振動量の間の積分及び微分の演算を行うために用いられる。一般的には積分、微分演算増幅器を採用することができ、また低域通過フィルタ、高域通過フィルタを採用してそれぞれ積分と微分演算を行うこともできる。しかし、このような計器を使って計算する時では、それらの応用周波数の範囲に注意しなければならない。

振動測定の方法には、測定時に測定された振動過程にいかなる影響も及ぼさないことが要求される。したがって、測定された物体から離れたある点を静止の基準点とし、非接触の方法で振動を測定することが最も理想的である。

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しかし、走行中の車両の振動を測定する場合、基準となる静止点が得られないことが多い。この場合では、測定対象に慣性式振動計を取り付け、振動子の動きから測定対象物の振動を間接的に測定することとなる。実際にはほとんどの振動測定も振動子がある慣性式振動計を利用して行われており、つまり基準静止点を見つけられる場合でおこの振動計を利用することが多いということである。それゆえ、一般的に振動計というのは振動子を利用する慣性式振動計を指すことが多い。

資料引用元:https://baike.baidu.com/item/%E6%8C%AF%E5%8A%A8%E8%AE%A1/3240833?fr=aladdin

筆者:孔靖茵

2020年5月11日