湿度計は、気体の湿度を測定する器具です。湿度とは、気体の中の水蒸気量を指し、絶対湿度と相対湿度この2つの示し方があります。絶対湿度とは、気体の中の水蒸気の絶対含有量を指し、最もよく使用される単位が「g/m ^ 3」です。特定の温度と圧力になると、単位体積以内の水蒸気量は特定の制限があり、これは飽和水蒸気量と呼ばれます。相対湿度とは、同じ温度と圧力で同じ体積の気体に含まれる飽和水蒸気量に対するその時の気体内の水蒸気の絶対含有量の比率を指します。一般的に使用される記号は「%R.H」です。湿度計は汎用性に優れ、たとえば、超高純度金属製錬、繊維加工、製紙、印刷、染色など製造工程で、または食品保管、気象測定などの面でも、空気や工業プロセスの気体の湿度を測定しまたは制御するために、よく湿度計を使用する必要があります。
画像引用元:https://baike.so.com/gallery/list?ghid=first&pic_idx=1&eid=945346&sid=999245
湿度計の測定原理は、相対湿度を感知部の物性や形状の変化として検出するものと、大気温度と水蒸気圧とを測定することによって間接的に算出する(気圧による補正が必要)ものとに大別されます。一般的には後者のほうが精度の高い観測が可能であるとされ、殊に乾湿球湿度計は、他の湿度計を校正する基準器としての性格を持っています。
乾湿球湿度計は、2つの隣り合っている同様の温度計で構成されています。1つのは乾球温度計で、もう1つのは湿球温度計です。湿球温度計の温度感知球は綿糸で包まれており、綿糸の下端は水に浸されるため、水の蒸発により、湿球温度計の温度表示は常に乾球温度計より低くなります。この温度差の数値は、水の蒸発速度(つまり、その時点での相対湿度)に関係があります。その 2つの温度計の示度によると、空気の相対湿度は表あるいは曲線から得られる。
資料引用元:
https://baike.so.com/doc/945346-999245.html
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BF%E5%BA%A6%E8%A8%88
筆者:孔珊珊
2020年6月5日