表面

ラック系とバレル系の区別

メッキプロセスは電解を利用して導電体を金属でコーティングする方法である。メッキとは、あらかじめめっきされた金属を含む塩類溶液中に、めっきされた基体金属を陰極とし、電解作用によりめっき液の中に予めめっきされた金属の陽イオンを基体金属表面に堆積させてメッキを形成する一面の加工方法である。メッキ性能は基体金属とは異なり、新たな特徴を持っている。メッキの機能により、防護性めっき、装身性めっき及びその他の機能性めっき層に分けられる。

画像引用元:https://baike.baidu.com/item/%E7%94%B5%E9%95%80%E5%B7%A5%E8%89%BA/2678067#2

メッキ加工処理業者から、ラック系とバレル系のメッキ加工処理があるという。

では、メッキ加工処理のラック系とバレル系の違いは何だか。ラック系とは、引っ掛けめっき法、静止めっきとも言う。被めっき物(製品)を引っ掛け(ラック)に個々に取り付けて陰極棒(ブスバー)に吊り下げてめっきする方法である。バレル系(バレルめっき法)とは、小さな孔をたくさん開けた合成樹脂製のバレルの中に被めっき物を入れ、めっき液に浸漬し、樽を回転させながらめっきする方法である。

また、大きさ、形状、製品の要求事項により使い分けをする。バレルは、製品を回転するため、キズ、ダコンが発生しやすいのだ。一般的には量産で価格が安くしたい場合(小物に限りますが)バレルを選択される。

ラックとは、被めっき物をめっき浴中に保持し、電気めっきでは通電させるもので、十分な電流容量が必要であり、銅、黄銅一部ステンレスなどを用いる。ときには、補助陽極、補助陰極が組み込まれることもある。

資料引用元:

https://baike.baidu.com/item/%E7%94%B5%E9%95%80%E5%B7%A5%E8%89%BA/2678067#2

https://www.sanwa-p.co.jp/sp/faq/detail.php?id=1274

https://www.sanwa-p.co.jp/sp/faq/detail.php?id=5177

筆者:钟珮瑜

2019年5月13日