表面

黒クロムめっき

黒クロムめっき層は純粋な金属クロムではなく、無定形の酸化物結晶である。分析によると、金属クロムの含有量はメッキ層の50%~75%程度で、残りはクロムの酸化物である。

黒クロムめっき層の結晶が緩み、樹枝状の構造を呈するので、光波を完全に吸収して黒色を呈することができる。太陽エネルギーの開発に伴い、黒クロムめっき層はすべての黒めっき層とコーティングの中で選択性吸収が最も優れていることが証明された。黒クロムめっき層の吸収率aと反射率yの比率は10より大きいので、太陽エネルギー吸収器、武器、光学計器、カメラに広く応用されている。黒は荘重なので、最近は自動車や日用軽工業品の装飾品などにも多く使われている。

画像引用元:http://www.unizone.co.jp/m_type/2009/09/post-9.html

良好な耐食性、高硬度などの性能により、自動車部品や電気製品などに広く使われたクロムメッキは、生産性とコストに必ずしも有利であるとは言えない。6価クロム化合物を使用すれば、大きな環境負荷をもたらし、メーカー様がグリーン生産を推進するために、従来困難とされている3価クロムメッキのバレルメッキをシルベックが可能にした。そして、環境問題も解決できる。

3価クロムのバレルメッキの特徴

1.6価クロム化合物が使われる場合より環境負荷が少なくなる。

2.美麗な白色光沢外観も得られる。

3.安全性、つき廻り性のよさ、均一の電着性、ミストの少量性、不純物除去の容易さなどである。

4.従来の代用クロムメッキと異なり、皮膜は硬く摩耗にも強いメッキである。

5.引っかけメッキと比べると、人件費や治具コストなど費用を引き下げる。

6.従来のクロメート処理の欠点であった加熱時の耐食性の低下が抑制される。

資料引用元:

http://www.mekkikakou.com/web/mekki_13.html

https://baike.sogou.com/v67301639.htm?fromTitle=%E9%BB%91%E9%93%AC

https://business.atengineer.com/meisei/crom1.htm

筆者:陈芝

2019年7月3日