トランスファーは四輪駆動車に見られる部品で、トランスミッションに接続されて、エンジン出力をドライブシャフトを介して前後軸に分配するための構造である。トランスファーギアケースやトランスファーギアボックスなどとも呼ばれている。
トランスファーの種類を大きく分けると、縦置きエンジン車用のトランスファー、横置きエンジン車用のPTUがある。トランスファーをレイアウトで分類すると、入力軸と出力軸が同一直線上にあるセンタースルー式と出力軸をオフセットさせているオフセットスルー式がある。PTUをレイアウトで分類すると、入力軸を直接ギアで直交させて出力するタイプと、一段平行軸でオフセットさせてから直交させるタイプに分かれている。また、システムで分類すると、パートタイム式とフルタイム式に分かれており、フルタイム式ではセンターデフ式やオンデマンド式に大きく分かれている。
トランスファーの形態には独立型、結合型と内臓型がある。独立型トランスファーはトランスミッションから分離された箇所にトランスファーが設けられている。結合型トランスファーはトランスミッションとは独立した筐体をもって、トランスミッションに直接ボルトで固定されている。内臓型トランスファーはトランスアクスルを採用する車体に多く見られている。
資料引用元:
https://www.uvc.co.jp/product/education/transfer.html
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC
筆者:孔德珩
2019年7月8日