普通のバネと比較すると、異形バネは円形だけでなく、正方形や長方形などの異形の形状でもできたバネである。線材形状を角線にすることで、一般の丸線バネより高荷重性があり、なおかつ長寿命が可能となる。また、バネの大きさをコンパクトにすることも可能である。
異形バネに多用される材料
- ステンレス鋼バネ線:301、302と304材質のステンレス鋼が広く使われている。しかし、温度が260℃を超えると、ステンレス鋼製のバネを使うことは薦めない。
- 金属線:金属線で作った異形バネが広く用いられているが、その温度が121℃を超えると、金属線製のバネを使わないほうが良い。
- 他の材料:例えば、高温合金線、SAE6150クロムバナジウム鋼、ベリリウム銅、クロム珪鋼、リン青銅などがある。
用途に応じて異形バネには様々な種類がある。例えば、圧縮コイルバネ、引張コイルバネ、ねじりコイルバネ、トーションバネ、板バネなどがある。
工業技術の革新に伴い、異形バネの製造は既に従来の手作業から日増しに自動化しつつある。現在、いずれの異形バネでも、その製造原理はコイリングマシンを使い、主に抜き加工や曲げ加工、プレス加工などの加工技術により、金属を特定な異形状に成形することである。
資料引用元:
http://www.boyi99.com/article11/article148.html
https://baike.baidu.com/item/%E5%BC%82%E5%BD%A2%E5%BC%B9%E7%B0%A7/5339256#3
筆者:陸観鳳
2019年10月3日