成型

ダイカストについて

ダイカストとは鋳造の方法のひとつです。ダイは「金型」の意味で、カストは「鋳造」という意味です。鋳造とは製作物と同じ形の空洞を持つ型に、溶かした金属を流し込んで冷やして固める加工方法なのです。その特徴として、複雑で大型な形状でも製造でいて、大量にかつコストを低く製造できることと言われています。

ダイカスト製造に使用する素材は主にアルミニウムやマグネシウムなどです。また、ダイカスト用の金型は繰り返しの使用に耐える必要があるため、特殊な耐熱鋼が用いられます。

一方で、ダイカスト製造にはダイカストマシンという機械が使われます。現在よく使用されているダイカストマシンは二種類あります。ホットチャンバーとコールドチャンバーというダイカストマシンです。

ホットチャンバーは金属を出す射出部が溶湯をため込む溶湯炉の中にあるタイプです。鋳造が速くて、出来上がった製品の質が安定しているのが最大の特徴と言われています。

コールドチャンバーは射出部と溶湯炉が別々に分かれているタイプで、機械で流しいれて使用します。鋳造がホットチャンバーより遅いですが、汎用性が高くて、高い圧力をかけることで大きな製品を作ることが可能です。

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資料引用元:https://fa-bit.net/articles/die-cast

筆者:孔德珩

2019年10月5日