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ブチルゴムについて

ブチルゴムは、イソブチレンと少量のイソプレンを低温重合したゴムです。少量のイソプレンを共重合することによって、通常の加硫を可能にしています。 

ブチルゴムは工業化されて以来、原料路線、生産技術及び重合釜の構造形式はずっと大きな変化がありません。一般的に、クロロホルムを希釈剤として、三塩化アルミニウムを触媒として、両者の使用量を制御することを通じて、モノマーの転化率を調節できます。ブチルゴムの重合は陽イオン反応で行うことで、反応温度が低くて、スピードが速くて、放熱が集中されて、そしてポリマーの分子量が温度の上昇に伴って急激に低下します。したがって、重合熱を迅速に排出して、一定の低温で反応を制御することが生産上の主な問題です。

ブチルゴムの最大の特徴は、気体透過性が極めて小さいことです。メチル基をもった主鎖の分子運動性の少なさから、他の汎用ゴムに比べて、N2やO2の透過率が1/10以下です。また、熱に強くて、オゾンに強くて、老化に強くて、化学薬品にも耐えられます。ゆえに、主に各種のタイヤのチューブ、タイヤなしのタイヤの気密層、各種のシールワッシャを作るために用いられます。それ以外、化学工業で腐食性液体容器を入れる裏地、パイプとコンベアを作り、農業では防水材料としても用いられています。

画像引用元:http://www.huishangbao.com/news/xiangsu/203689.html

資料引用元:

http://gomu-navi.jp/spec/02-07-IIR.html

https://baike.baidu.com/item/丁基橡胶/8297286?fr=aladdin

筆者:钟珮瑜

2019年11月11日