ムーネー粘度とは生ゴムや未加硫ゴムの塑性を計るための単位です。試料を100℃に加熱し、この中で毎分2回転する円板にかかるトルクより求めます。予備加熱一分間の後、回転開始後4分経過後の値をとることとなっています。ムーニー粘度を計ることに使う道具はムーニー粘度計です。
70年あまりの歴史を持つムーニー粘度計はゴム業界の研究開発や試験によく使用されます。合成ゴムの発展とともに、ムーニー粘度は合成ゴムの重要な指標となりました。中国では1976年にムーニー粘度を国家標準として定めました。ムーニー粘度計は簡単な設備で、精度も高いと言われていますが、部品が摩損しやすいなどの欠点もあります。
ムーニー粘度計の主な技術指標は高精度のセンサー、コントロールシステム、回転システム、温度コントロールシステム、データ転送方式、表示方式、ローターと測定・制御方式などがあります。下記にもっと具体的に説明します。
- 高精度のセンサー。0-100のムーニー粘度があります。ムーネー粘度の精度は+-0.5のムーニー粘度以内になります。
- コントロールシステム。コンピューターでコントロールし、インターフェイスでデータを取得、保存、管理、プリントアウトします。
- 回転システム。「歯数減速Electronics調速モーター+歯数減速機+減速歯車」を採用します。ローターの回転速度は2±0.02r/minです。
- 温度コントロールシステム。スマートデジタル温度制御計器で、リアルタイムでPIDの制御数値を調整します。
- データ転送方式。RS232で転送します。
- 表示方式。Viscosity-106+WIN-XPのソフトウエアで数値を表示します。優れたソフトウエアとハードウエアのおかげで、簡単かつ精確で計算することができます。
- ローター。Cr6wvの材質です。
- 測定・制御方式。マウスでクリックしてすぐに使用でき、またはホストコンピュータのパネルでボタンを押す試験方式があります。
資料引用元:https://kotobank.jp/word/%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC%E7%B2%98%E5%BA%A6-791379
https://wk.baidu.com/view/b6bb2248daef5ef7bb0d3c26?pcf=2
https://baike.baidu.com/item/%E9%97%A8%E5%B0%BC%E7%B2%98%E5%BA%A6%E8%AE%A1/3618536?fr=aladdin
筆者:孔德珩
2020年2月28日