みなさんは失敗を極度に恐れていませんか?

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読書オタクが語る日本図書シリーズ 第103回

~『変な人が書いた 人生の哲学』(斎藤一人著)を読んで学んだこと~

 

でも子供の頃は失敗ばかりだった。

 

人間オギャーと生まれてから失敗の連続です。赤ちゃんの時には食べてはいけない物を誤飲して死にそうになる人もいるでしょうし、少し大きくなったら、いろんなものを壊したり、いたずらしたりして周りの大人に怒られながら成長します。

それ以降も、学校の勉強にせよ、先生に時には間違いを指摘されながら、はしゃぎすぎて怒られながら、成長していきます。自転車一つ乗れるようになるのにしても、最初は上手くいかず失敗ばかりでしょうが、失敗を繰り返すことでいつしか乗れるようになります。

このように、誰でも子供の頃は失敗を繰り返して成長してきたにもかかわらず、大人になると失敗を恐れるようになります。年齢が上がれば上がるほどくだらないオノナのプライドが邪魔をして、失敗して恥をかくことを恐れるようになります。

そんな人には、ぜひ下記引用箇所を読んでいただきたいです。

 


画像引用元:https://pixabay.com/ja/悲しみ-敗北-損失-サッカー-スポーツ-2667464/

 

【この本のポイント!】

負けから学ぶことが多いから、人生は失敗が多い

「俺はこんなに失敗して、ダメな人間だ」
ととらえるか、
「俺はこんなに学んだんだから得したんだ」
ととらえるか。とらえ方が違うだけで、生きるのが苦しくなったり、楽しくなったり、違ってきます。どちらの前提で生きるかです。
私だったら楽しいほうの人生を選びますね。

だいたい、人生は失敗のほうが多いようにできているんです。

運動会をやったって、1等をとるのは1人だけ。負ける人のほうが多い。オリンピックでも金メダルがとれる人は1人しかいません。
負けから学ぶことの方が多いから、人生には失敗が多いんです。

(中略)だから失敗、上等!どんどん失敗して学べばいい。失敗したら、その分だけ、
「これで一つ学びが増えました。神様、ありがとうございます」
とお礼を言えばいいんです。

手ひどい失敗をしたら、笑い話にすればいい

車が壊れたら自動車屋さんに頼むと直してくれます。でも神様がつくった人間の体はそうはいきません。
神様がつくったものはものすごく複雑だから、いろんな学びをしなければ直らないことになっている。だからたくさんの失敗という学びがあるんです。
そうは言っても、手ひどい失敗をしたときは、さすがに落ち込みます。
そういうときはできるだけ早く、笑って話せるようになるといい。
ずっと落ち込んだままだと運が逃げていきますが、失敗を笑って話せるようになると運が開けます。(中略)

過去に起きたことは変えられません。
でも過去への思いは変えることができます。

「それって負け惜しみでしょ」
と言われてもかまいません。言わせたい人には言わせておけばいい。
周りが全員「負け惜しみでしょ」と言おうとも、自分の人生は自分が思うことで決まるんだから、自分で「よかった」と思っておけばいい。
自分の思い一つによって過去は変えられるんだと覚えておけば、失敗してもこわくないですよね。

『変な人が書いた 人生の哲学』P77~P81


画像引用元:https://pixabay.com/ja/学ぶ-ワード-スクラブル-文字-木造-1820039/

 

私の理解では、失敗したと思うかどうかは、結局は考え方次第です。

もっと言えば、失敗を失敗のまま終わらすか、失敗から学んで成功の糧にするかは、その人のその後の行動次第だともいえます。

失敗して、失敗したままそのままずっと落ち込んでいたり、そこから何も学ばず、また同じ失敗を繰り返しているようなら、それは本当の失敗でしょう。

ただ、そこで奮起し、失敗から学んでより大きな失敗を防ぐことに役立てたり、修正を繰り返して成功へ導くことができれば、それはもはや失敗ではなく、成功のための一連のプロセスの一部になります。

ただ、勘違いしてはいけないのは、失敗から学ぶことは多いとは言っても、失敗ばかりしていてはダメです。物事は必ず結果を出さなければなりませんし、事業なら常に一定は成功してお金を稼ぎ続けなれば基本的には続けることができません。

もちろん、成功したかどうかはその物事のとらえ方次第ですし、お客様がいれば、そのお客様の判断次第ですから、たとえ自分が成功したと思っていても、お客様が納得しなければ成功ではありません。

逆に、自分では失敗したと思っていても、お客様がそう思っていなければ結果として成功です。もちろん、自分自身は反省しなければいけませんが、本当の意味での失敗ではありません。

自分では失敗したと思ったにもかかわらず、お客様はそう思わない。これは一見矛盾しているように思われるかもしれませんが、これはその人の修正力がなせる業だと思います。たとえば、その時は失敗したとしても、直ぐにリカバリーすれば大ごとにはなりませんし、それがお客様の許容範囲だったり、その失敗やトラブルも含めて逆に楽しんでくれたりすれば、むしろ、本当に失敗を成功に変えたことになります。

つまり、失敗なんてあってないようなものであり、失敗しようが失敗しなかろうが、その事自体は大したことではありません。

結局は行動あるのみ、失敗から如何に早く立ち直るか、如何に早く修正するかが大事なのです。

本書を読んで、改めてその思いを強くしました。

 

一介の読書オタクより

 


画像引用元:https://www.amazon.co.jp/変な人が書いた-人生の哲学-斎藤-一人/dp/4569838340/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1534523514&sr=8-1&keywords=%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6

参考図書:『変な人が書いた 人生の哲学』
発行年月:2017年7月
著者:斎藤一人(さいとう・ひとり)
発行所:PHP研究所

※本記事の写真はすべてイメージです。本記事は参考図書の一部を引用したうえで、個人的な感想を述べているに過ぎません。参考図書の実際の内容は、読者ご自身によりご確認ください。

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