最近思うこと2(2)
この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
(昨日の続きより)
いずれにせよ、他人に期待するという行為は、自分の願望を他人に対して勝手に押しつけており、失礼にあたる行為である可能性は否定できません。他方で、程よい期待は、期待をかけられた人物の発奮を促し、その人の成長を助ける効果があることも事実です。
つまり、他人に期待するという行為自体は、決して悪いことであるとは言い切れないのです。もちろん、他人に期待するだけで自分は何もしないのであれば、それは、他人を利用して自分が儲けようという甘えにつながり、欲張ることにつながります。これは「欲張らない」のところで解説したとおり、よくありません。
しかしながら、自分もがんばるから一緒に頑張ろう、一緒に努力して成長しようと言える場合の期待は、これは良いことであり、ほとんどの人が肯定すると思います。
じゃぁ、「期待しない」の冒頭で書いた3つの期待の内、他人に期待することは良いことなのか?というと、やはりそうではないと思います。ただ、正確にいえば、期待することがダメなのではなく、期待し過ぎることが良くないと思います。過度な期待は、これまた欲張ることにつながります。
話が迷路に入りそうですので(笑)、ここでは少し論点を変えて、信じるという行為を例に詳しく説明したいと思います。
(明日に続く)
鈴木陽介
ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/
(アイデアポート・トレーディング代表:www.ideaport.com.hk)
■ビジネスハブ香港:香港及び華南、アセアンの情報ステーション
「ハブとしての香港」をコンセプトに、香港及び華南、アセアンの「生」の情報が見られます。http://ideaport.jp/businesshubhk
□お問い合わせ
ビジネスハブ香港の記事に関するお問い合わせは下記までお願い致します。http://ideaport.jp/contactbhh