最近思うこと２（7）

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（昨日の続きより）

これは、ただの言葉の綾（あや）ではありません。ただ単に、口で信用、信頼と言うこと自体は、その時の雰囲気もあるでしょうし、言い間違いも含めて、特に気にしないで言ってしまうこともあるでしょう。ですので、それ自体は大して重要ではありません。

大事なのは、実際の行動として、他人を信用するか信頼するかです。

やはり、お互いに緊張感を保つという意味でも、うまくいかなかった場合の自他へのダメージを減らすという意味でも、人間関係のほとんどは、信用はするけど信頼までしないという程度が良いのではないかと思います。また、人によっては、相手が100%信頼しているということを逆手に取って、また、人間の脆さも加わって、不正を働く輩も出てくると思います。

ただ、人間一人の力には限界があります。

逆にいえば、自分の分身である信頼できる人が何人いるか、この人がミスしたら自分が全責任を負っても良いと思えるような人をどれだけ増やせるか、これこそが、富、地位、名声、権力といったわかりやすい価値観よりも、大事なものであることに気づきました。そういう意味では、去年一年間はいろいろありましたが、ちょっと成長したなと思えるのです。

（明日に続く）

鈴木陽介

ビジネスハブ香港編集長：http://businesshub.hk/category/suzukyblog/

(アイデアポート・トレーディング代表：www.ideaport.com.hk)

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