中国過去録32(2)
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(昨日の続きより)
今回、主にしたかった手続きは、会社の住所変更です。所管の役所は工商局になります。ポイントは、昨年末くらいから完全にシステム化されたようですが、システム的にまだ安定していないことです。特に問題なのは、手続きには数据证书(データ署名)という外部機関発行のデバイスを用いらなければならないことです。
データ署名は、銀行で口座開設時に発行されるもので、普段はパソコンのネットバンキングを利用する時に使用するUSBメモリのようなものですが、銀行によって形が異なるだけでなく、データ形式も異なります。
問題は、中国には無数の銀行があるため、政府機関のシステムがいちいち各銀行が発行されるこれらのデバイスすべてに対応できるわけがないということです。案の定、銀行によってデータ署名が使える、使えないという状況が発生しました。
(明日に続く)
鈴木陽介
ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/
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