中国過去録38(5)

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(昨日の続きより)

なぜなら、一般的に中国人は向上心が高い人が多いです。また、これは他の国も同じかもしれませんが、日本の就職は、昔よりはその傾向が少なくなったとはいえ、どちらかというと就社に近いイメージですので、目先の仕事の内容に左右されずに、将来も考えてじっくり育てよう、育てられようという雰囲気がありますが、中国では本当の意味での就職が基本です。

職業に就く、つまり、仕事の内容が重要であって、会社に対する忠誠心というのはあまり期待できません。言い方は悪いかもしれませんが、如何に会社を利用して自分を成長させ、将来の飯の糧にするかという視点で考えている人が多いです。

もちろん、日本でもそういう人が多いですし、就職だとはいっても、やはり、安定性やブランド(経歴の見栄えがよくなる)などの理由から、中国でも有名企業や勢いのある企業の方が人を採用しやすいですが、これは世界中どこでも同じでしょう。

(明日に続く)


鈴木陽介

ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/

(アイデアポート・グループ代表:www.ideaport.com.hk)

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