中国での会社設立 その1

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【相談内容】

東莞でビジネスを始めるにあたってまずは香港会社をつくりたいのですが、信用できる登記会社をご紹介していただけませんか?

 


【回答】

東莞で会社をつくり、現地の記帳会社に会計を任せることでスモールスタートできます。

 


<解説>

まず、東莞で起業するのになぜ香港に会社をつくるかです。

 

確かに、以前は大陸側は外資の規制が厳しく、一方で、香港は外国人でも資本金わずか1万香港ドルだけで簡単に会社をつくれました。このため、私も起業当初は香港に会社と法人口座をつくり、しばらくしてから深セン法人を設立しました。

ただ、実は、大陸側は今ではかなり規制緩和されています。

 

深センは、最低3万元。
東莞なら、最低2万元。

 

から会社を設立できます。

しかも、香港とは異なり当初の払い込みは不要のため、実質ゼロ元で会社をつくれます。
つまり、設定する資本金がが10万元だろうが500万元だろうが、好きに決めればいいのです。

 

資本金が多いことのデメリットは、取引先によっては資本金払込証明の提示を求められる場合もあるため、資本金を高く設定し過ぎるとその証明書を取得するのに大金が必要になります。

私は深セン法人を通して中国企業と取り引きしていますが、今のところ資本金払込証明を要求されたことはありません。ですので、払い込みについてはほぼ気にしなくてもいいと考えます。

 

この資本金の実質払込不要のルールは、内資、外資、合資の区別はありません。

主な違いは、会社設立にあたって内資だと3日くらいで設立できますが、外資や合資だと必要書類が多く、設立に一ヶ月以上かかるくらいです。他の違いはまた別の機会にご説明します。

 

外国人が個人で大陸に会社を設立する場合は外資扱いとなりますが、これも資本金実質ゼロ元で設立できます。

また、記帳会社に会計を任せれば、会社の登記手続きなどは無料で代行してくれるところもあります。

 

アイデアポート

鈴木陽介

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