中国過去録30(2)
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(昨日の続きより)
ただ、それは、システムがちゃんと作り込まれていて、ちゃんと機能している場合のことです。
労働局のシステムは慣れで片づけられるとしても、工商局のシステムは完全に走りながら考える状態です。走りながら考えること自体は悪くはないのですが、役所のシステムのような大勢の人に影響を与えるようなことでも走りながら考えるではたまったものではありません。大量の時間を無駄にさせられるからです。
そもそも、たとえシステムをちゃんと作り込んでいなくても、システムで上手くいかない場合は紙での申請を受け付けるようにしておけばいいのですが、労働局も工商局も、一旦システム化したら他は一切受け付けません。という頑な対応になっていて、柔軟さに欠けることが問題なのです。
(明日に続く)
鈴木陽介
ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/
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