最近思うこと33(4)

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(昨日の続きより)

話を戻しますが、広東省の場合、問屋街が建物単位で同じような商品を販売しているお店が集まっているところだとすれば、同じ業界の工場が一つの鎮(日本でいう町)などに集中しているのは、その拡大版といえます。このサプライチェーンの力は強大です。

その昔、日本のとある視察団のメンバーが広東省の工場を見て回った時、参加者の一人が、これは世界の工場だね。と言ったらしく、政府系のウェブサイトでそれを発表してから中国=世界の工場、というイメージが広まったらしいです。

その真偽はともかく、製造工場がこれだけ集まり、また、華強北電気街で売られている商品を見ればわかりますが、これだけ広範囲な種類の製品をつくっている場所は、世界広しといえど、現時点では中国しかないでしょう。

今後は、他の国に取って代わられるのでしょうが、それがいつになるのか。この深センに居るとそれはまだ当分先のような気がしますがどうでしょうか?


鈴木陽介

ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/

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