深センについて考える8(2)
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(昨日の続きより)
また、広東省、とりわけ珠江デルタという広域エリア全体で考えれば、広州とその周辺都市は自動車関係を中心としたモノづくり、深センとその周辺都市は自動車以外の製品を中心としたモノづくりのサプライチェーンが構築されています。
そして、香港はそれらの世界に対する営業窓口的な役割を担っており、決済処理と対外輸出の両方のサポートを香港という街全体が担っているというイメージです。
ただ、香港は昔はモノづくりをしていましたが、今ではモノはほとんどつくっておらず、サービス中心の街へと変貌を遂げています。
最近は、アメリカなどによる金融機関への締め付けで法人口座開設が厳しくなったりと、金融センターとしての地位が揺らぎかけていますが、しばらくの間はこの分業が続くと思います。
(明日に続く)
鈴木陽介
ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/
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