中国過去録35(6)

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(昨日の続きより)

物事は一つの方向から見るのではなく、いろんな角度から見ないと本当のところはわからない。と、言ったのは彼ですが、その本人自身が香港側からの見方に偏っているのは皮肉でした。もちろん、立場上あえてそうしているし、そうせざるを得ないのかもしれませんが。

他方で、広州ジェトロの担当者が言ったことでなるほどと思ったことは、香港人は大陸人と比べてマジメで、大陸人は融通が効くというか、時には効き過ぎるのですが、香港としてやってはいけないのは、大陸のやり方に迎合して柔軟にな過ぎてしまうことです。確かに、それでは香港の特徴というか強みが無くなってしまうため、全体として俯瞰して考えると、香港と大陸の双方にとってよくないことでしょう。

(明日に続く)


鈴木陽介

ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/

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