最近思うこと53(4)

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(昨日の続きより)

経理担当や財務責任者がいる会社は少なくないでしょうが、CFOのような資金繰り担当の役員をおけるような会社は、全体的には少数派でしょう。

話を戻しますが、自分も会社を経営していて感じるのは、売上や利益よりも資金繰りの方がよっぽど大事だということです。

たとえば、会社の口座に5万元あるとして、売上3万元の仕事の依頼があるとします。ただ、その売り上げをこなすためには先に2.9万元のお金を動かす必要があるとします。

まず、2.9万元を支払い、その後、お客様から3.0万元のお金を受け取ります。差額で利益は1,000元です。日本円で約1.5万円です。

これを見て、儲かったからよかったねと思いますか?

それは、すべて順調にいくという前提の話です。トラブルが発生したら簡単に吹っ飛ぶ利益ですし、そもそも資金繰りのことをまったく考慮していません。

(明日に続く)


鈴木陽介

ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/

(アイデアポート・グループ代表:www.ideaport.com.hk)

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