中国過去録1(1)
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北京での話
私が初めて中国大陸に降り立ったのは、2008年の北京オリンピックの年でした。オリンピックが始まる前の3月末に日本から2泊3日で北京を訪れ、そこからヨーロッパへ旅立った後、その帰りを利用して今度は上海に1泊2日で立ち寄ってから帰国しました。
北京の空港に降り立った時は、言葉も何もしゃべれない状態でしたが、とりあえず空港に着いた後は市内までのバスに乗ることにしました。その時にまず驚いたのは、空港の建物を出たところでチケットを販売している女性にお金を渡したのですが、その紙幣を色付きのライトで隅々まで入念にチェックされたことです。一体何をしているのだろうと。恐らくニセ札かどうかチェックしているのだろうけど、日本では通常そんなことされませんし、そこまで見るかというくらいチェックされてビックリしました。
これについては、後年、中国に住むようになってから知りましたが、当時の紙幣は、紫色のペンライトでチェックするとニセ札かどうかすぐにわかるそうです。今の新紙幣でも100元札や50元札を出すと隅々までチェックされますが、ペンライトを使っているのは見たことがありませんので、恐らく以前の紙幣と比べて様々な偽装防止技術が盛り込まれているのでしょう。
(明日に続く)
鈴木陽介
ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/
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