第40回 「自動車部品メーカに必要な高速MRP」

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当社のユーザで、東南アジア全域に工場を持つ自動車部品のサプライヤーがある。

このユーザの場合、Asprovaをスケジューラではなく、メモリー上で稼働させる高速MRPとして利用している。

各工場で40分ほどで多量データを処理し、シフトごとにMRPをまわしている。自動車部品業界では、高速なMRPが必要であって、それを運用できると、この顧客のように、資材在庫を時間単位で管理できる。アジア工場で成功して、中国全工場にも展開予定だ。

中国でも5000万台もの、自動車製品余剰があり、サプライヤーにとっても、在庫の削減は、焦眉の課題だ。タイでも同様の状況なのではないだろうか?生産スケジューラをMRPシステムとして利用し、生産管理システムを組み上げるコンセプトは、「生産スケジューラ」屋としては、意外な利用方法だが、海外において当社製品が日本とは違う形で利用されることは、依然にも紹介させていただいた。

 

画像引用元:https://jp.sputniknews.com/japan/201604181981135/

 

ソフトウェアを生産性をあげるための単なる道具という視点で見た場合、固定観念は禁物だ。日本でも多くの製造業がそのコア技術を生かしながらも、今までとはまったく違った事業領域にうってでている。新しいビジネスモデルを考えなければならないのは、当社も同様だ。

より多量のデータをより高速にというニーズには、限りがない。100万データもの処理をすばやく行うといったシミュレーションは、ハードウェアの進歩だけでは実現できない。ソフトウェア開発の観点でも革新的な考えが求められる。「高速MRP」においても、求められるのは、マスタとトランザクションの精度ではあるが、「高速」であるということは、その修正においても役立つ。

前出の顧客の工場では、アウトプットされたデータが現実と異なる場合は、すぐに、情報を修正するための仕組みを用意している。数時間もかかるMRPのOUTPUTでは考られないことだ。工場現場の情報精度もあがりつつある。これまで、数時間もかかる結果の中で半ばあきらめられてきたデータ精度が飛躍的に改善されているのだ。

 

画像引用元:http://www.newsclip.be/article/img/2015/06/09/25905/12192.html

 

具体的な数値でいうと、理論在庫精度および製造実績精度で、90%以上が実現されている工場群だ。まさに、「生産ラインの見えるか」への道を進んでいる。ティアワンの企業ではあるが、特別な企業ではない。日本の情報システムをセンタに情報管理のコンプライアンスを強力に推し進めてきた。

 

記事引用元:http://www.newsclip.be/article/2015/06/09/25905.html

 

2015年6月9日(火) 02時13分(タイ時間)

ASPROVA

担当:藤井(fujii@asprova.com)
ウェブサイト:www.asprova.com

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