ようこそ、南アジアの一番美しい所…….スリランカ(2)
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インドの南に位置しているスリランカは平和で幸福な国としても、美しさがで満ちている国として世界中に有名になっています。この文章では、スリランカの国内の事を紹介するようにしています。
スリランカのお正月(しょうがつ)
スリランカでは、だいたい4月(がつ)13日(にち)か14日(か)がお正月(しょうがつ)です。この日(ひ)は、シンハラ人(じん)にとってもタミール人(にん)にとっても大切(たいせつ)な日です。昔(むかし)から、お正月(しょうがつ)が近(ちか)づくとみんな一生懸命(いっしょうけんめい)にいろいろな準備(じゅんび)をします。新(あたら)しい服(ふく)を買(か)ったり、家(いえ)を掃除(そうじ)したりします。家(いえ)にはペンキを塗(ぬ)ったりして外見(がいけん)もきれいにします。
仕事(しごと)で町(まち)に住(す)んでいる人(ひと)たちは、お正月(しょうがつ)の前(まえ)に田舎(いなか)へ帰省(きせい)します。
皆(みんな)、お正月(しょうがつ)の前(まえ)に買(か)い物(もの)に行(い)くので、デパートや商店街(しょうてんがい)はおおぜいの人々(ひとびと)で混(こ)み合(あ)い、忙(いそが)しくなります。また、町(まち)でも田舎(いなか)でも露店(ろてん)が増(ふ)えます。
お正月料理
お正月(しょうがつ)の時期(じき)は、あちこちからカッコウのきれいな鳴(な)き声(ごえ)が聞(き)こえてきます。エラバドウという花(はな)が咲(さ)いて、風景(ふうけい)もはなやかになります。
どこの家(いえ)でも、お正月(しょうがつ)の前(まえ)の日(ひ)までに買(か)い物(もの)を終(お)え、お正月(しょうがつ)の料理(りょうり)も作(つく)ってしまいます。伝統的(でんとうてき)なお正月料理(しょうがつりょうり)には、いろいろな種類(しゅるい)があります。また、地方(ちほう)による違(ちが)いもあります。
両親(りょうしん)とはなれて暮(く)らしている人(ひと)は、お正月(しょうがつ)にプレゼントを持(も)って両親(りょうしん)のもとに帰(かえ)ります。お正月(しょうがつ)に両親(りょうしん)のところに帰(かえ)らない人(ひと)はいません。お正月(しょうがつ)には、料理(りょうり)を持(も)って、友達(ともだち)や親類(しんるい)や近所(きんじょ)の家(いえ)を訪問(ほうもん)したり、家族(かぞく)にごちそうしたりします。
親(した)しい関係(かんけい)の人々(ひとびと)は、お互(たが)いにプレゼントをあげたりもらったりします。近所(きんじょ)や親類(しんるい)との間(あいだ)に何(なに)かいざこざがあって、関係(かんけい)が気(き)まずくなっていても、お正月(しょうがつ)にキンマの葉(は)をあげて挨拶(あいさつ)することで、お互(たが)いにいやなことをすっかり忘(わす)れてしまうことにしています。
お正月(しょうがつ)に子供(こども)が一番喜(いちばんよろこ)ぶプレゼントは花火(はなび)です。今(いま)はいろいろな種類(しゅるい)があります。また最近(さいきん)は、新(あたら)しい本(ほん)をお正月(しょうがつ)のプレゼントにするようになってきました。子供(こども)たちはみんな、花火(はなび)をしたりブランコに乗(の)ったりお正月(しょうがつ)ゲームをしたりして、楽(たの)しく過(す)ごします。
長(なが)い間受(あいだう)け継(つ)がれてきた伝統的(でんとうてき)な習慣(しゅうかん)が、今(いま)もたくさん残(のこ)っています。田舎(いなか)の小(ちい)さな家(いえ)から首都(しゅと)の大(おお)きな家(いえ)まで、すべての家(いえ)で決まった時間(じかん)にミルクを沸(わ)かします。そしてミルクライスをつくります。決(き)まった時間(じかん)(星(ほし)の位置(いち)によって決(き)められた時間(じかん))に、国中(こくじゅう)のどの家(いえ)でも家族全員(かぞくぜんいん)が食卓(しょくたく)に着(つ)き、父親(ちちおや)が子供(こども)にミルクライスを食(た)べさせます。
お正月(しょうがつ)になると、同(おな)じ時間(じかん)に大人(おとな)は仕事(しごと)を始(はじ)め、子供(こども)は、新(あら)たに本(ほん)の読(よ)み始(はじ)めや字(じ)の書(か)き初(ぞ)めなどをします。ビジネスマンが商売(しょうばい)でお金(かね)を扱(あつか)い始(はじ)めるという習慣(しゅうかん)もみられます。そういう時(とき)に、子供(こども)たちにもお金(かね)のプレゼントがもらえることもあります。
お正月(しょうがつ)には、伝統的(でんとうてき)なスポーツも行(おこな)われます。子供(こども)たちも大人(おとな)たちもいっしょになってお正月(しょうがつ)の運動会(うんどうかい)をします。勝(か)つためではなく、みんなで楽(たの)しい時間(じかん)を持(も)つために参加(さんか)します。ちょっと例(れい)を挙(あ)げて見(み)ましょう。
かけっこや水泳競争(すいえいきょうそう)、パン食(ぐ)い競争(きょうそう)や伝統的(でんとうてき)な詩(し)を歌(うた)うコンクール、すべる木(き)に登(のぼ)る競争(きょうそう)など、さまざまです。そのほかにアウルズクマ(あうるずくま)ーリ(り)という美人(びじん)コンテスト(こんてすと)もあります。女(おんな)の子(こ)がこぞって参加(さんか)する行事(ぎょうじ)です。
このように、スリランカのお正月(しょうがつ)は、人々(ひとびと)がお互(たが)いのきずなを深(ふか)めあう、喜(よろこ)びに満(み)ちあふれた大切(たいせつ)な行事(ぎょうじ)なのです。
Rev. Paranagama Gnanawimala
パラナガマ ニャーナウィマラ、
華南師範大学、広州,中国
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