深センの2018年構想図

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深センは電子製品の集散地という印象を強くつけられていたが、ここ数年、各業種にも特にIT、生物技術、新種材料技術といったハイテク産業における発展が目立っている。去年、国家レベルの企業が3193社増え、累計1.12万社増えた。深セン市政府は積極的にハイテク企業を呼び込もうとしたこともその成果に繋がっている。今後にも深センに進出しようとする企業もたくさんあると思われる。ここで一緒に深セン市政府の投資誘致政策、各区の目指す位置付けをみてみよう。
2017年に経済や社会の成長を促し、産業チェン、産業グループグレートアップを促進させ、エリアの競争力の向上をもたらし、産業構造調整に良く、環境にやさしい産業を激励するという考え方で、「深セン市への投資誘致カタログ」が作成され、深セン政府サイトに発表された。戦略型新興産業、未来産業、ソフト及びIT技術サービス、製造産業、サービスといった五つの産業が含まれる。その五つの業種はカタログに各領域の詳細分類が掲載されているが、大まかに分けて以下のようになっている。

 

一、 戦略型新興産業

新世代のIT産業、ネットワーク産業、新エネルギー産業、新種材料産業、文化創意産業、生物産業、ショエネ産業が含まれる。

二、 未来産業

海洋産業、航空産業、ロボット、着用可の設備及びスマート装置産業

三、 ソフト及びIT技術サービス

各カードを設計するサービス、産業用制御ICを設計するサービス等々

四、 製造産業

低消耗、複数コア、高性能のチップ等々を開発する先端製造産業、
アクセサリ、カバン、家具、ブランドのアパレル等々を生産する産業
五、 現代サービス
金融、現代物流、その他のサービス

 


画像引用元:http://gd.010b.com/shenzhen

 

各区は市全体の方針に基づき、区自身の事情に合わせた政策が作成された。将来の発展について、異なる構想図が広がっている。
福田区は深センの代表として、地区合作、グロバール競争に参加しようと目指している。その目標を達成するために今年に深セン国際金融街を建設することで核心となった金融業界を強化しようとしている。

羅湖区はほかの区と比べて、旧い街が多い。「大梧桐」(山の名称)新興産業帯等を発展させ、東門街当たり地区を改造すること等で新旧産業構造の調整を行い、発展空間スペースを広げていく。

南山区は、イノベーションに優勢を持っている。それをもとに新種材料、生命科学、3Dプリントにおいて、2~3つのイノベーションプラットフォームを作ること等でイノベーションを強化しようとする。その同時に、深セン湾CBDを建設し、後海区を重要場所として開発する。
製造業種の比重が多い宝安区は今年に付加価値を高くつける産業に焦点を当て、スマート関連製造を優先的にサポートする。高レベルの空港新城や宝安中心区を作ろうとしている。

深セン北駅を持つ竜華区は竜華区を代表できる高レベルのインフラの建設を進める。例えば、深セン北駅を囲む商務圏を発展させるインフラ建設。これを通じて竜華区を現代的な国際新型の中軸新城にしようとしている。
深セン経済発展の2位にランクインした竜岗区は製造業と新興産業を大いに力を入れて、産業構造の調整を促進させる。その同時に深港国際センター(深セン香港の2大都市を深港と略する)、深セン国際博覧センター、大運などを「都市の座標」を支点として、「大運新城」を深セン東部の核心地にしようと目指している。

坪山区は竜岗区と同じく深セン東部中心になろうとしている。今年に「東部のイノベーション高地の建設プロジェクト」を建設し、国際一流の高技術園を作ることで、東部の技術を加速させる。

光明区は既存の先端グラフェンの応用技術研究院、グラフェン製造業の基地を元にし、グラフェン等の新規材料を製造する企業グループに作ることで、広州~深セン間の「廊下」における科学センターを作ろうとしている。
塩田区は海洋資源を利用し、旅行経済と旅行地のホテル会議室を合わせた発展を図っている。
生態資源を持つ大鹏区は経済建設においても生態保護を一貫し、国家森建設、や公園内等のインフラの完備を行う。生態文明建設の新たな模範になろうとしている。

上記のことを見て、深センのどの区に目を引き付けるか心の中で明らかにしただろうか。

 

記事の引用元:
http://apps.szns.gov.cn//main/xxgk/bmxxgkml/qjjcjj/ywgz23/zsyz/401164/index.html
http://gd.010b.com/2018-02-06/634588.html

 

筆者:羅永霞

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