筐体(きょうたい)
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華強北ニュース 第52回
~華強北電気街では既製品の筐体も簡単に手に入ります~
今回ご紹介するのも製品ではなく筐体です。筐体(きょうたい)とは、機械類を入れる箱のことで、本体字体のケースのことです。
華強北電気街で部品や工具などを手に入れて製品をつくるのはいいのですが、一般的に、製品本体には何らかのケースが必要です。せっかくプロトタイプをローコストでつくっても、製品本体のケースをつくるのに金型からおこしたのであっては元も子もありません。そこで、電気街に売っている既存のケースを活用するわけです。
下記写真のとおり、電気街には様々なかたちのケースが売られています。素材もプラスチックから金属まで様々です。これらは賽格広場(SEG E-Market)の1階で揃えました。
電気街でケースを揃えるとお得なのは、値段だけではありません。ここで売られている大半のケースは、仮にそのケースが気に入って大量に必要になった場合、既に金型がありますので、金型を新たに起こさなくても大量発注が可能なのです。
特に、日本では金型一つおこすにも物凄い金額が必要になります。最近は3Dプリンターのお陰でだいぶ状況が変わってきているようですが、それでも、100個を超えるような数を製造する場合は、まだまだ金型の方に優位性があります。
筐体が必要な方もぜひ華強北へ訪れてみてください。
では、次回は別の商品をご紹介します。
問屋街オタク
鈴木陽介
アイデアポート・グループ代表
www.ideaport.com.hk
※本記事の写真はすべてリポーターが撮影した写真です。本記事の目的は問屋街の存在を周知することであり、内容の真偽に関しては責任を負いかねます。本記事が提供する情報につきましては、読者自身のご判断によりご活用ください。
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