中国過去録7(4)

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(昨日の続きより)

別の発見としては、このようにして相乗りしてきた人の中には、日本語を話せる人がたまにいたことです。この時の私は、中国語はある程度話せたものの、難しい話はお手上げでしたし、大連人の普通話は広東人と比べるとものすごい巻き舌で、聞き取りにくいことも多く、よって、タクシーの運ちゃんともコミュニケーションが取りづらいこともままありました。ですので、相乗りしてくれた人が通訳してくれたこともありました。

もちろん、広東省で特に広州には日本語を話せる人が比較的多いため、広州でもそのような人と偶然出会う確率は高いと思いますが、広東省のタクシーでは基本的に相乗りしません。

一方で、驚いたのは、私の普通話が下手だと感じたタクシーの運ちゃんが、相乗りしてきた女性に対して、通訳してくれとごく普通の感じで依頼していたことです。恐らく顔見知りではないと思いますし、であれば、普通は相手が日本語を理解できると思わないと思いますが、そういう意味では、それくらい、日本語が話せる人が多いのかなと感じた出来事でした。その女性の日本語も普通に上手でした。ただ、付け加えますが、もちろん、大連では基本的に日本語は通じません。これは私の勝手な感想です。

(明日に続く)

鈴木陽介

ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/

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