サーバー仮想化への道(2):無料版VM Ware vSphere EXSi
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Hyper-Vの次に取り組んだのが、仮想化技術のトップ起業、VMWareの無料版ServerであるvSphere EXSiです。(実際に作業していたのは昨年10月下旬)ダウンロードしたソフトをDVD-ROMに焼き付けて導入を開始すると、比較的簡単に(ただしHyper-Vよりは長めの時間で)導入が終了しました。
vSphere EXSiが起動してログインすると、まずはIPアドレス等の設定変更を行います。その後、クライアントPCからウェブ管理画面を起動して、ゲストOSの導入を開始するのですが、外付けUSBドライブを認識してくれません。クライアント用のソフトを設置して、弊社の香港側にいるVMWareをメンテしている技術者にリモート接続でも試してもらいましたが、やはり認識しません。最後の手段で、あたらしいDVD-ROMドライブ(同じくUSB接続)を買ってきて交換し、物理サーバー(vSphere EXSi)を再起動したらようやく認識できました。で、ゲストOSをいくつか導入してテスト運用してみました。
VMWareはやはり仮想化技術のトップ企業。無料版でも機能は多彩。設定画面も(Macで使っているVMWare Fusionほど簡単ではないですが)容易でした。クライアントPCへインストールする専用アプリは秀逸ですが、有償なので1ヶ月の試用期間の後は使えなくなりました。また、無料のウェブ管理画面での使用は、使っていると不安定なところがありました。ゲストOSのコンソール画面の中と外でカーソルの出し入れしていると、カーソルが消えてしまったり。。。
画像引用元:https://orebibou.com/2015/01/vmware-esxi-5-5%E3%81%AE%E8%A9%95%E4%BE%A1%E7%89%88%E3%81%AE%E6%9C%9F%E9%96%93%E3%82%92%E5%BB%B6%E9%95%B7%E3%81%99%E3%82%8B%EF%BC%88%E6%82%AA%E7%94%A8%E5%8E%B3%E7%A6%81%E3%83%BB%E4%B8%80%E6%99%82/
vSphere EXSiを数週間使ってみてわかったメリット、デメリットを列挙します。ますはメリットから。
1)インストールと初期設定が簡単。
2)クライアントPCからの管理画面はGUIが装備され操作が容易。(ウェブ版と専用アプリが用意されている)
3)USBデバイスが比較的容易に接続できる。(自動でつながったDVD-ROMドライブ以外には試していない)
4)CPU資源を1コアずつ設定できる。
デメリットとしては:
1)vSphere EXSiのベースはLinuxなので、管理画面の機能で足らずマニュアルでの設定が必要になった時に、Windows技術者は手が出ない。
2)ウェブ管理画面からゲストOSのコンソールを起動すると、画面の中と外でカーソルの出し入れの操作が必要で不便。また、ウェブ管理画面は若干だが不安定な動作がみられた。
かなり期待した割にはイマイチでした。
以上
記事引用元:http://www.isl.hk/blog/bobby/archives/1167
February 9, 2017 | Posted by bobby
石水智尚 / 総経理 艾斯尔计算机技术(深圳)有限公司
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